机の上で天空を目指して芽を吹き出した自然薯を見て書いた「脳のある植物」という記事があります。もう4年も前の記事で「思考する植物」に関しての感想を書いたものですが、これが私のブログでは群を抜いてアクセスが多かった。参考資料をいただいた南大谷クリニックさん等の経由で訪れる方たちなのだろうと思いますが、アクセス解析ではこのキーワード「脳のある植物」がいつもトップで、PVトータル数でもダントツであった。
しかし、この1ヶ月は殆どこのルートでの訪問者が居ない。おかしいなと思って実際に「脳のある植物」でキーワード検索をかけてみた。すると、「あっ!そうか」とポンポン膝を打って納得する次第。検索結果に現れた結果は・・・
どれもこれも「放射能のある植物」「放射能○×植物」「植物・・放射能」というタイトルがずらり、何ページにも渡って並んで、3・11以前には、考えられない内容の情報に埋め尽くされている。
(後で気付いたのですが実は「〝能〟のある植物」と変換ミスのまま検索していた・・・)
植物による放射能物質の除去
おそらく放射能と植物の関連に関しても、各分野でチェルノブイリでの事故以降の様々な事象と、因果と、試みなどの情報が今、必死に精査されていることでしょう。
とある大麻関連サイトで、汚染物質除去のために、チェルノブイリ周辺に産業用大麻を植えるプロジェクトの記事があった。植物による土壌浄化は、ヒマワリや菜の花でも提唱されているので、わずわざ産業用大麻でなくても良いのだが・・・・。
「寒地土木研究所」の防災地質チームが、報告している「ファイトレメディエーション(植物を用いた地盤の浄化法)」が俄然脚光をあびて、このページへのアクセスが急増している。カドミウムやスズの重金属を植物に濃集させて回収させ土壌洗浄する研究は各国では従来より盛んであったようですが・・・
★レポートの一部に
「(※重金属以外にも)放射性物質を吸収する能力も研究されている例があり、それによるとヒマワリの根を用いた水耕栽培試験によりセシウム、ストロンチウムを蓄積することが判明した内容である」(※筆者加筆)
「危険性が失われるまで30年以上かかる放射性物質を20日間で95%以上も除去できる能力を有する結果が得られている」という具体的な数字は、どうやら削除されているみたいですが、とにかくこれは今注目に値するレポートでアクセス集中も当然です。
自然の仕組みとは言え、この数字の威力には全く頭が下がる思いです。ただし、この方法にも様々な問題があります。どんな放射性物質を吸収できるのかとか、身を挺して土から放射性物質を吸い取ったヒマワリ自身は汚染されたままなので、このヒマワリの処理をどうするのかがまた課題となります。
自然の摂理を超えた人の傲慢が産んだといえ、ホントに放射能とは厄介なものです。
我が家の十坪菜園のキャベツとブロッコリーは穀雨に打たれぐんぐん育っております。
●脳がある植物・思考する植物